毎年7~8月ごろになると販売される、サマージャンボ宝くじ。
結論だけ書いてしまうと、購入するなら普通のサマージャンボのほうが得といえます。
ただし、他のジャンボくじと比べると期待値ランキング最下位です。ここは我慢してハロウィンか年末にかける、というのも、個人的にはアリだと思っています。
その理由を、還元率までの計算とともに紹介していきました!
目次
サマージャンボ2020の期待値は「141.99円」
等級 | 当選金額 | 当選本数 | 確率 | 期待値 |
---|---|---|---|---|
1等 | 5億円 | 21本 | 0.00001% | 50 |
1等の前後賞 | 1億円 | 42本 | 0.00002% | 20 |
1等の組違い賞 | 10万円 | 2079本 | 0.001% | 1 |
2等 | 1000万円 | 42本 | 0.00002% | 2 |
3等 | 100万円 | 630本 | 0.0003% | 3 |
4等 | 1万円 | 1万2600本 | 0.060% | 6 |
5等 | 3000円 | 210万本 | 1% | 30 |
6等 | 300円 | 2100万本 | 10% | 30 |
サマージャンボの賞金総額は、298億1790万円。
発行される宝くじの枚数から、すべて買い占めた場合は 2億1000枚×300円=630億円 となるので、1枚あたりの期待値は141.99円です。
300円を購入して戻ってくる還元率は47.33%。次に示すミニと比較すると、還元率上は全く同じです。
他のジャンボくじと比較すると「最下位」の期待値……

実はサマージャンボ、”5大ジャンボ宝くじ”の中では最も損なジャンボくじなんですよね(2019年度)。
たしかに確率では、年末ジャンボが劣っています。ですがそのぶん1等の当たりが大きいので、期待値も上。個人的には、小さな金額を当てに行くのであれば、年末ジャンボまで待ったほうがいい気がします。
ただ、サマージャンボは等級ごとの期待値で見ていくと、年末ジャンボプチに次いで1等が当たりやすい宝くじ。ギャンブルの世界では期待値のことを「回収率」とも表現するんですけど、これがジャンボ宝くじの中で「最も高い額」となっているためです。
結局のところ、宝くじって1等を当てることに夢を持つためのものですから、「自分はちっちゃい額なんて眼中にない!絶対”億”を当てるんだ!」という気持ちが強いなら、十分に買うメリットはあると思います。
過去のサマージャンボの確率と期待値
去年より前のデータは、以下のとおり。
2019年
等級 | 当選金額 | 当選本数 | 確率 | 期待値 |
---|---|---|---|---|
1等 | 5億円 | 20本 | 0.00001% | 50 |
1等の前後賞 | 1億円 | 40本 | 0.00002% | 20 |
1等の組違い賞 | 10万円 | 1980本 | 0.001% | 1 |
2等 | 1000万円 | 40本 | 0.00002% | 2 |
3等 | 100万円 | 600本 | 0.0003% | 3 |
4等 | 10万円 | 1万2000本 | 0.006% | 6 |
5等 | 3000円 | 200万本 | 1% | 30 |
6等 | 300円 | 2000万本 | 10% | 30 |
1枚あたりの期待値は141.99円、還元率は47.3%です。
2018年
等級 | 当選金額 | 当選本数 | 確率 | 期待値 |
---|---|---|---|---|
1等 | 5億円 | 21本 | 0.00001% | 50 |
1等の前後賞 | 1億円 | 42本 | 0.00002% | 20 |
1等の組違い賞 | 10万円 | 2079本 | 0.001% | 1 |
2等 | 1000万円 | 42本 | 0.00002% | 2 |
3等 | 100万円 | 210本 | 0.0001% | 1 |
4等 | 10万円 | 6300本 | 0.003% | 30 |
5等 | 3000円 | 210万本 | 1% | 30 |
6等 | 300円 | 2100万本 | 10% | 30 |
夏祭り賞 | 2万円 | 4万2000本 | 0.02% | 4 |
1枚あたりの期待値は140.99円、還元率は46.997%です。
サマージャンボミニ2020の期待値は『142円』
等級 | 当選金額 | 当選本数 | 確率 | 期待値 |
---|---|---|---|---|
1等 | 3000万円 | 40本 | 0.0001% | 10 |
2等 | 100万円 | 1600本 | 0.004% | 2 |
3等 | 10万円 | 1万6000本 | 1% | 100 |
4等 | 1万円 | 8万本 | 10% | 30 |
サマージャンボミニの賞金総額は、113億6000万円。発行される宝くじの枚数から、すべて買い占めた場合は 8000万枚×300円=240億円 となるので、1枚あたりの期待値は142円です。
ここから、300円を購入して戻ってくる還元率は47.33%となりますので、上記の普通サマージャンボと同様な結果となります。
なお、今年のサマージャンボミニは等級が大幅に見直され、5〜6等が無くなりました。
他のジャンボミニくじと比較しても「最下位」……

ただし、やはり他のジャンボミニ系の期待値で見ていくと、ハロウィンジャンボミニと並んで最下位。しかも悲しいことに、サマージャンボミニは普通のサマージャンボと比べて”ほぼ同じ”の期待値や還元率を示しています。
『一般に開催されているジャンボより、ミニは当たりやすい!』と公式では謳っているのに、これはちょっと……年を追うごとに期待値が上がっているとは言え、このままでは「夏の宝くじは当たらねぇ」となりかねません。
また、サマージャンボ同様、ミニについても「すべてのミニ系で最も1等に近い」のが良いところでした(他の1等の期待値が10~15円である中、サマージャンボミニだけ25円)。
しかし2019年は、大幅に下げられ15円。これでは、ほかのミニと変わらないと言わざるを得ません。
ミニの20円台って、これしか無かったのに……買うメリットがとことん無くなってしまいました。
過去のサマージャンボミニの確率と期待値
去年より前のデータは、以下のとおり。
2019年
等級 | 当選金額 | 当選本数 | 確率 | 期待値 |
---|---|---|---|---|
1等 | 3000万円 | 40本 | 0.00005% | 15 |
1等の前後賞 | 1000万円 | 80本 | 0.0001% | 10 |
2等 | 100万円 | 1600本 | 0.002% | 20 |
3等 | 10万円 | 1万6000本 | 0.02% | 20 |
4等 | 1万円 | 8万本 | 0.1% | 10 |
5等 | 3000円 | 80万本 | 1% | 30 |
6等 | 300円 | 800万本 | 10% | 30 |
夏祭り賞 | 2万円 | 2万4000本 | 0.03% | 6 |
1枚あたりの期待値は141.0円、還元率は47%です。
2018年
等級 | 当選金額 | 当選本数 | 確率 | 期待値 |
---|---|---|---|---|
1等 | 5000万円 | 50本 | 0.00005% | 25 |
1等の前後賞 | 1000万円 | 100本 | 0.0001% | 10 |
2等 | 1000万円 | 100本 | 0.0001% | 10 |
3等 | 100万円 | 1000本 | 0.001% | 10 |
4等 | 10万円 | 1万本 | 0.01% | 10 |
5等 | 1万円 | 10万本 | 0.1% | 10 |
6等 | 3000円 | 100万本 | 1% | 30 |
7等 | 300円 | 1000万本 | 10% | 30 |
夏祭りミニ賞 | 2万円 | 3万本 | 0.03% | 6 |
1枚あたりの期待値は141.0円、還元率は47%です。
まとめ
今年度のサマージャンボ宝くじの確率や期待値について、もう一度おさらいしてみると……
- サマージャンボの1枚あたりの期待値は141.99円。還元率は47.33%
- サマージャンボミニの1枚あたりの期待値は142.0円。還元率は47.33%
⇒サマージャンボ宝くじの期待値は、普通・ミニのどちらも変わらない!
ほかの宝くじを通してみると、1枚あたりの期待値における”全体”のサマージャンボは、5大ジャンボ系の中で最下位。ですが、1等”だけ”に絞れば期待値が最も高くなる結果となりました。
サマージャンボを買うのに最適な人としては、低い金額なんて目もくれない、生粋のギャンブラーだと言えるでしょう。
これを逃すと10月ごろに行われるハロウィンジャンボまでありません。もし夏のボーナスが余っているのであれば、購入を考えてみても良いかもしれません。
5種類のジャンボ宝くじを比較したものはこちら↓
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