6つの数字を選んで高額当選を狙っていく、ロト6。
当選金額や確率は出ていますが、そこに至るまでの「計算式」が分からない!という方に向けて、ロト6の確率を求めるための計算手順をまとめました。
ついでにロト7との比較も載せたので、参考としてご覧ください!
ロト6の確率の計算方法
ロト6の確率は、組み合わせの計算式「nCr」(コンビネーション)を使って求めます。
順番としては、
- すべての組み合わせ(分母)を出し、
- 1等〜5等までの組み合わせ(分子)を計算して、
- 合体させる
ことで確率を導き出せます。
すべての組み合わせは……
まずは、すべての組み合わせを出しましょう。
上記の「6,096,454」が、分母となります。
1等〜5等の当選確率
この計算を、分子でも同じくやっていけばOK。
1等〜5等までの計算式と結果は、下記のようになります。
等級 | 計算式 | 当選確率 | 当選金額(理論値) | 当選条件 |
1等 | 6C6 | 1/6,096,454 | 約1億円 | 6個の本数字が一致 |
2等 | 1C1×6C5 | 約1/1,016,076 | 約1,500万円 | 5個の本数字と、1個のボーナス数字が一致 |
3等 | 36C1×6C5 | 約1/28,224 | 約50万円 | 5個の本数字が一致 |
4等 | 37C2×6C4 | 約1/610 | 約6,500円 | 4個の本数字が一致 |
5等 | 37C3×6C3 | 約1/39 | 1,000円 | 3個の本数字が一致 |
各等級ごとの詳しい計算過程は、下記に示しました。
当選条件:本数字が6個とも一致する
1等は1通りのみなので、分子は「1」。
よって1等の当たる確率は、1/6,096,454。
当選条件:本数字が5個一致し、かつボーナス数字1個と一致する
当たりの6個の数字から、5個の数字を選ぶので「6C5」。
ボーナス数字1個が一致している必要があるので、「1C1」。
これらを組み合わせて、
6C5×1C1
={(6×5×4×3×2)/(5×4×3×2×1)}×1
=6
よって2等の当たる確率は、6/6,096,454となり、これを約分すると「約1/1,016,076」となる。
当選条件:本数字5個と一致する
当たりの6個の数字から、5個を選ぶので「6C5」。
残りの1個は、本数字とボーナス数字”ではない”36個から1つが選ばれる必要があるので「36C1」。
これらを組み合わせて、
6C5×36C1
={(6×5×4×3×2)/(5×4×3×2×1)}×36
=216
よって3等の当たる確率は、216/6,096,454となり、これを約分すると「約1/28,224」となる。
当選条件:本数字4個と一致する
当たりの6個の数字から、4個を選ぶので「6C4」。
残りの2個は、本数字”ではない”37個から2つが選ばれる必要があるので「37C2」。
これらを組み合わせて、
6C4×37C2
={(6×5×4×3)/(4×3×2×1)}×{(37×36)/(2×1)}
=9,990
よって4等の当たる確率は、9,990/6,096,454となり、これを約分すると「約1/610」となる。
当選条件:本数字3個と一致する
当たりの6個の数字から、3個を選ぶので「6C3」。
残りの3個は本数字”ではない”37個から選ばれる必要があるので「37C3」。
これらを組み合わせて、
6C3×37C3
={(6×5×4)/(3×2×1)}×{(37×36×35)/(3×2×1)}
=155,400
よって5等の当たる確率は、155,400/6,096,454となり、これを約分すると「約1/39」となる。
ロト7と比較して、どっちが当たる確率が高いの?
似たような宝くじとして「ロト7」が挙げられます。こちらと比較すると、確率的に有利なのはどちらでしょうか?
等級ごとに、表でまとめてみました。
等級 | ロト7 | ロト6 |
1等 | 1/10,295,472 | 1/6,096,454 |
2等 | 約1/735,391 | 約1/1,016,076 |
3等 | 約1/52,528 | 約1/28,224 |
4等 | 約1/1,127 | 約1/610 |
5等 | 約1/72 | 約1/39 |
6等 | 約1/42 | ー |
単純に確率だけ見ていくと、2等以外はロト6のほうが当たりやすいことになりますね。ロト7にしかない6等でさえ、ロト6の5等に当たりやすさで負けています。
2等だけはロト7のほうが当たりやすいのですが、ロト6の2等(約1,000万円)のほうがロト7の2等(約730万円)より当選金額が多いので、うまく調整されているんでしょう。
いずれにしても、同じ等級なら「金額の少ないほうが当たりやすい」ことに違いはありません。
ロト7の計算の詳細は、下記の記事でまとめています。
おわりに
ロト6の確率と計算式についてのご紹介でした。
ロト系では中間に位置しますが、外したときの被害を抑えられ、かつ1等もそれなりの確率で狙いやすい宝くじです。
もしロト系の種類で購入を迷っているのであれば、ぼくは「ロト6」をオススメします。
当サイトでは他の宝くじの確率についてもまとめておりますので、ぜひご覧ください。